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2013年10月20日

広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレター…の違い

組織内部向けのイメージがある、「社内報」「会員誌」「会報」「機関誌」


まず、社内報はイメージしやすいと思います。企業が、自社の社員に向けて発行するものですね。この企業における社内報の団体・機関版が、会員誌会報機関誌であるというのが、大枠の考え方として、できます。社内報の読者対象が社員であるのに対して、会員誌・会報・機関誌の読者対象が団体・機関の「会員」ということです。

ただし、団体・機関によっては、会員という存在は、社員と比べると「お客様」的な位置づけであることもあります。

例えば、福祉サービスを提供する団体が、サービスを利用される方に会員になってもらうようなケースです。また、会員の年会費が団体の重要な運営資金になっているような場合、この会員は、労働者である社員とはかなり異なる存在です。

例えば、公益・一般社団法人やNPO法人の会員は、企業における株主に近い存在です。その関係性からいうと、会員誌は「株主通信」に該当するのですが、読み手との距離感や記事の作り方は社内報に近いと思うので、社内報を参考にするほうが、たぶん考えやすいでしょう。

いずれにしても、社内報・会員誌・会報・機関誌は、基本的にはその団体を知っている限定的な読者層に向けて発行するもの、というのが、基本的なイメージだと言えると思います。

ただし。社内報は、積極的に社外に配布されることはあまりないでしょうが、団体・機関の定期発行物は、会員向けのものであっても、会員以外の人にも普通に配布されることがあります。そのような、より広い読者層を想定する場合は、「会員誌」よりは「会報」「機関誌」の呼称が一般的です。「会員誌」は、「会員限定」的なイメージがやや強くなります。

組織の外部の読者を重視するなら、「広報誌」「ニュースレター」


社員や会員が第一の読者ではなく、組織外部への情報提供やコミュニケーションを意図している場合は、広報誌ニュースレターを使うのが一般的です。

それから、団体・機関の発行物に時々あるのですが、自分の団体の商品やサービスを伝えるのではなく、ある社会的なテーマについて一般的な情報を伝えるために、定期発行物が出されることがあります。
例えば、教育問題に取り組んでいるNPOが、教育機関や教育制度の実状や課題を伝える発行物を出すとか、環境問題に取り組む団体が、環境にやさしい暮らし方を解説する発行物を出すようなケースです。
こうした、一般向けの情報を提供するためのものは、情報誌と名付けるのもいいでしょう。

なお、ニュースレターは内部に限定せず広く配布する時によく使われる呼称なのでこちらで取り上げましたが、基本的な意味は「定期的にニュースをお知らせする」媒体です。ですから、会員向けに限定したニュースレターもあれば、「過去のお客様」向けに限定したニュースレターもあります。
ニュースレターの場合、読者対象よりもボリューム面の特徴がイメージされると考えたほうがいいでしょう。「レター」というだけあって、分厚い冊子のイメージはあまりありません。通常、1〜8ページ程度の、比較的薄いものに使う呼称です。


広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレター…の呼称は、それほど厳密に使い分けされているわけではありませんが、基本的なイメージとしては上記のようなものになるだろうと思います。
大きくは読者対象による使い分けがなされますので、例えば極端な話、規模の大きい団体が、
  • 職員向けの社内報
  • 会員向けの会員誌
  • 外部向けの広報誌
を発行するということも考えられます。

しかし、費用対効果という問題がありますので、まあ通常は、例えば外部向けを重視した広報誌の中の1ページを「会員通信」ページにして会員向けのコミュニケーションのページにするなど、制作コストを減らす工夫をすることが多いでしょう。
また最近は、これらの役割の一部または大半を、ブログやSNS、メールマガジンなどのIT系のメディアに置き換えることも増えています。
posted by labohan at 17:30 | 広報誌(紙)の作成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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