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2013年11月05日

周年記念誌や冊子を作るために編集委員会を立ち上げる

周年記念誌や冊子を作る時に、編集委員会を設置することがあります。
編集委員会を構成する編集委員は、発行元の責任者が編集委員の候補を立てて、その人たちに呼びかけて、設置します。

編集委員のメンバーは、周年記念誌であれば、時代や立場のバランスを考えて、全委員でもって全体が見渡せるように構成するとよいでしょう。
たとえば、創設から30年までを網羅する30周年記念誌なら、創設時のことがわかる人、途中の時代の重要な出来事がわかる人、最近のことがわかる人、今後を託していく人…などをバランスよく含めます。部門のバランスや、男女比も考慮することもあります。

編集委員会は、忌憚なく話し合って、良い記念誌や冊子を作っていくための場ですから、創設時の貢献者などであまりに大御所が入ると、他の編集委員が発言しにくくなることがあります。メンバー同士の関係性にも、配慮が必要です。

編集委員会のもっとも重要な役割は、企画です。つまり、どんな目次の本にするか、それぞれの章でどんなことを載せるのか、それを誰が書くのか、ということを決めるのが、一番重要な役割です。
それから、見た目の形としてどんな本にするのかも、大きくは編集委員会が決めることが多いでしょう。写真中心か文章中心か、カラーなのか白黒なのか、どんな紙を使うか、表紙はどんなタイプにするのか…といったことです。

執筆については、編集委員の一義的な仕事は「誰が書くのかを決める」ことなので、編集委員自身が書くかどうかは、別の問題です。
編集委員自身が書くこともあれば、ほかの人に依頼することもあります。(先述の「あまりに大御所」の方などは、このような依頼先として有力になります)

また、本を実際に形にしていくための編集作業については、事務局が担ったり、編集会社に外注したりするのが普通ですが、公立の学校の創立周年記念誌や、市民団体の記念誌・冊子だと、編集委員会自体が事務局的な役割を担わなければならないこともあるでしょう。その場合は、事務局的な仕事や編集の仕事ができそうな人を、委員に加えておかなければなりません。具体的には、パソコンやインターネットが苦労なく使えて、ある程度文章力があり、整理上手な人です。
注意していただきたいのは、こうした能力はあくまでも本を作るための機能として必要なものであり、編集委員会に本質的に重要なのは、本の中身を考えるのに必要な経験や知識を持っているかということのほうです。機能は外部で調達できますが、会社や学校や団体の歴史や、何かのテーマをまとめ上げるためにベースとなる経験や知識は、どこからも調達できません。

編集委員を呼びかけるときは、
  • どんな発行物をつくるのか
  • 編集委員の予定メンバー
  • 編集委員の役割
  • 編集委員会の開催日や回数の予定
  • 謝礼の有無、金額など

といったことを伝えて、交渉します。

編集委員の中で、「委員長」が設けられることもよくあります。
委員長なしでも機能しないことはありませんが、発行者・編集者の立場からいうと、委員長がいたほうが、進行にちょっとした相談や確認が必要な時に助かります。
編集委員会自身が事務的なことや編集を進めないといけない場合も、実務担当者にとっては委員長と調整して進められるほうが、機能的でしょう。

委員長は、あらかじめ発行者側で依頼しておくこともあれば、初回に話し合ってその場で決めることもあります。
発行者側で依頼しておいた場合でも、初回の編集委員会で「○○さんに委員長をお願いしたいと思いますが、よろしいですか?」というように、委員の同意を得る場面を作ったほうがよいでしょう。
副委員長を置くかどうかは、委員長ひとりだと荷が重かったり、委員長以外に他の委員とは異なる何かの役割をお願いしたい人がいたりなどの事情があれば、置くとよいと思います。そうでなければ、必ず置かないといけないものでもありません。



posted by labohan at 08:43 | 周年記念誌の作成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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