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2013年10月26日

広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレター…の発行目的

広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレターなどを発行するにあたってまず大切なのは、「誰に」「何を伝えたいのか」――もっというと、「誰に」「どんな行動をしてほしいのか」ということです。

「誰に」向けて発行するのかについては、
定期的な発行物の読者対象として、社員・会員など組織の構成員に狭く限定するケースから、社会一般に広く読んでほしいとするケースまで様々だ…
ということを、「広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレター… の違い」で説明しました。

例えば、社内報なら、読者対象は社員です。そこで、次に考えるのは、「その社員が、社内報によってどんな行動をとるようになってほしいか」ということになります。

記事の企画も、この読者対象と発行目的が起点になります。
例えば、「社員が全社的な事業や部門についての知識を正確に持ち、仕事に生かす」ことを目指すなら、既存の事業を取り上げた特集を組み、成り立ちからこれまでの経緯、現状を詳説するとか、「新商品紹介コーナー」の連載もいいですね。コピーしてお客様に渡せるような誌面を作ってもいいかもしれません。

一方、「トップの意志が社員に浸透する」ことをねらうなら、トップの「今月の一言」なり社員との対談なりの記事が考えられます。
また、「社員間のコミュニケーションが高まり組織力が向上」することが目的なら、社員やチームの努力や活躍に光を当てた記事や、新入社員・昇進社員の紹介、横断的なテーマによる社員座談会などもいいでしょう。

実際には、読者対象も目的もひとつとは限らず、ひとつの媒体がいくつかの読者対象と目的を兼ねることになると思いますが、どんな目的をどのくらい重視するか、複数の目的のバランスをどう取るかなども考える必要があるので、やはり、目的が明確になっていることが、まず大切です。

読者対象と目的は、記事の構成や内容だけでなく、デザイン、印刷時の仕様など、すべての企画の起点になります。逆に、ここが曖昧だと方向性が見えない媒体になってしまい、苦労して発行しても大した効果を生み出さないものになりかねません。読者対象と目的は、なにがなんでも最初に明確にしておきましょう。

広報誌、機関誌、会報、社内報、ニュースレターなど定期的な紙媒体発行物について、読者対象と目的の例を挙げておきます。

広報誌などの読者対象と目的の例


商品・サービスを購入・利用していただいたことのあるお客様
  • まずは自社を記憶してもらう。商品やサービスのニーズが生じたときに思い出してもらえるように。
  • 訪れてもらえるきっかけ、機会を作る。

継続的に購入・利用してくださるお客様
  • 自社への親しみ、信頼感を高める。
  • 新商品・サービス、事業などを知ってもらい、利用してもらう。

地域住民の方
  • 自社の存在と、商品・サービス・事業・活動などを知ってもらう。
  • 訪れてもらえるきっかけ、機会を作る。

会員
  • 会費を原資とした事業運営や効果を報告する。
  • 会員としてのご支援に感謝を伝える。
  • 事業への参加の機会を伝える。
  • 会員同士のコミュニケーションを促進する。

社員、職員
  • 社員が全社的な事業や部門についての知識を正確に持つ。
  • 仕事に生かせる情報の提供。
  • 経営層の意志が社員に浸透する。



posted by labohan at 12:03 | 広報誌(紙)の作成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月20日

広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレター…の違い

組織内部向けのイメージがある、「社内報」「会員誌」「会報」「機関誌」


まず、社内報はイメージしやすいと思います。企業が、自社の社員に向けて発行するものですね。この企業における社内報の団体・機関版が、会員誌会報機関誌であるというのが、大枠の考え方として、できます。社内報の読者対象が社員であるのに対して、会員誌・会報・機関誌の読者対象が団体・機関の「会員」ということです。

ただし、団体・機関によっては、会員という存在は、社員と比べると「お客様」的な位置づけであることもあります。

例えば、福祉サービスを提供する団体が、サービスを利用される方に会員になってもらうようなケースです。また、会員の年会費が団体の重要な運営資金になっているような場合、この会員は、労働者である社員とはかなり異なる存在です。

例えば、公益・一般社団法人やNPO法人の会員は、企業における株主に近い存在です。その関係性からいうと、会員誌は「株主通信」に該当するのですが、読み手との距離感や記事の作り方は社内報に近いと思うので、社内報を参考にするほうが、たぶん考えやすいでしょう。

いずれにしても、社内報・会員誌・会報・機関誌は、基本的にはその団体を知っている限定的な読者層に向けて発行するもの、というのが、基本的なイメージだと言えると思います。

ただし。社内報は、積極的に社外に配布されることはあまりないでしょうが、団体・機関の定期発行物は、会員向けのものであっても、会員以外の人にも普通に配布されることがあります。そのような、より広い読者層を想定する場合は、「会員誌」よりは「会報」「機関誌」の呼称が一般的です。「会員誌」は、「会員限定」的なイメージがやや強くなります。

組織の外部の読者を重視するなら、「広報誌」「ニュースレター」


社員や会員が第一の読者ではなく、組織外部への情報提供やコミュニケーションを意図している場合は、広報誌ニュースレターを使うのが一般的です。

それから、団体・機関の発行物に時々あるのですが、自分の団体の商品やサービスを伝えるのではなく、ある社会的なテーマについて一般的な情報を伝えるために、定期発行物が出されることがあります。
例えば、教育問題に取り組んでいるNPOが、教育機関や教育制度の実状や課題を伝える発行物を出すとか、環境問題に取り組む団体が、環境にやさしい暮らし方を解説する発行物を出すようなケースです。
こうした、一般向けの情報を提供するためのものは、情報誌と名付けるのもいいでしょう。

なお、ニュースレターは内部に限定せず広く配布する時によく使われる呼称なのでこちらで取り上げましたが、基本的な意味は「定期的にニュースをお知らせする」媒体です。ですから、会員向けに限定したニュースレターもあれば、「過去のお客様」向けに限定したニュースレターもあります。
ニュースレターの場合、読者対象よりもボリューム面の特徴がイメージされると考えたほうがいいでしょう。「レター」というだけあって、分厚い冊子のイメージはあまりありません。通常、1〜8ページ程度の、比較的薄いものに使う呼称です。


広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレター…の呼称は、それほど厳密に使い分けされているわけではありませんが、基本的なイメージとしては上記のようなものになるだろうと思います。
大きくは読者対象による使い分けがなされますので、例えば極端な話、規模の大きい団体が、
  • 職員向けの社内報
  • 会員向けの会員誌
  • 外部向けの広報誌
を発行するということも考えられます。

しかし、費用対効果という問題がありますので、まあ通常は、例えば外部向けを重視した広報誌の中の1ページを「会員通信」ページにして会員向けのコミュニケーションのページにするなど、制作コストを減らす工夫をすることが多いでしょう。
また最近は、これらの役割の一部または大半を、ブログやSNS、メールマガジンなどのIT系のメディアに置き換えることも増えています。
posted by labohan at 17:30 | 広報誌(紙)の作成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月01日

定期的に発行されるペーパーメディアのいろいろ

団体・機関・企業・店舗などのコミュニケーションツールとして、月刊、季刊など定期的に発行されるペーパーメディアがあります。広報誌(紙)機関誌(紙)会報社内報ニュースレターなどと呼ばれるものです。

見た目は、A4版やB5版などのサイズで数ページから数10ページくらいまでのものが多いでしょう。
綴じる場合は、真ん中をステープラーで留めた綴じが多いですが、中には背表紙をつけて本格的に綴じたものもあります。一方、A3サイズを2つ折りにしてA4版4ページにしたものや、A4版1枚の裏表のみの簡易なものや、より小さいサイズでコンパクトに仕上げたものなどもあります。

数ページ程度の場合は、広報「紙」・機関「紙」のように、「紙」という字を使うこともあります。

130901.jpg


では、どのようなものを例えば広報誌と呼び、どのようなものを例えば機関誌と呼ぶのでしょうか。大きくは、発行目的によって呼び分けがされていますが、厳密な決まりなどがあるわけではありません。ですので、発行目的によって、発行者が決めて構わないでしょう。

といっても、実際に誌名を決める時には、悩まれると思います。
広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレターなどの大まかな使い分けは、
広報誌(紙)・機関誌(紙)・会報・社内報・ニュースレター…の違い をご覧ください。

posted by labohan at 14:09 | 広報誌(紙)の作成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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